緋山千夏のフィギュアを作ってみる22 太もも、お尻、パンツ
2020/06/13
前回はフィギュアの脚の表面処理でした。
今回は脚も太ももからお尻、パンツにかけて修正です。総称すると下半身です。
さて今回もさらっと表面処理で終わりかと思いきやそうはいきませんでした。
最初は太ももとお尻の表面処をしようと思いサーフェイ―サープラスやすり掛けをしました。
ところが!ここでなにかおかしい!と気が付いたのです。
脚の付け根からお尻に繋がる部分、それは股間部分!
股間のつながりがわからない!お尻と股の部分の接続部分がどうつながっているか?お尻の筋肉、お尻の肉の付き方。パンツの仕組み。結局のところ身体の構造を理解できていないと、それらしい美少女フィギュアができない。
またまたドツボにハマりました!
お尻を肉厚に、丸っこくしようとしたのが始まりでした。先にスカートを作っているので、それ以上お尻を大きくすることができないのです。もちろんスカートを作り直せばいいのですが。そんな気力はありません。
ということで、お尻の下目あたりに肉付けをしていったら、お尻あたりのバランスが崩れました。しかもサーフェイサーと盛った後の下地の白がまだらになって形状がよく認識でない。なのでその上からサーフェイサーを吹きつけてグレーにしてわかりやすくする。そうして繰り返しやすり掛け。
ここからは紆余曲折のスタートです。試行錯誤といいましょうか。お尻の筋肉の付き方と脚の位置による肉の動き…難しい!
お尻の下側を丸みをつける。スカート切り替え部は手を加えない。
何回も修正しているうちの思い出したポーズ集!それはポーズカタログ (1)です。そのものポーズはないけど、似たような立ちポーズからお尻を観察!ふむふむこうなっているのか~と感心しつつ参考に肉付けしました。
自分のもっているポーズカタログの表紙はこんな感じです。かなり古い!
ポーズカタログ (1) こちらは旧タイプのカタログポーズ。今は新ポーズカタログがでています。うーむ。こんな感じかと盛っては削っての繰り返し。
あれだよね~お尻の形を知らなきゃだめだよね~。イメージでフィギュアは作れない。
ポーズ集や他のサイトを参考に肉のつけ方を研究。フィギュアと同じそのものずばりのポーズはないので似たようなポーズから筋肉の動きを研究。
右と左のお尻の筋肉の動きは違うわけで、形も違うのです。それがわかってないなかったのです。
まあまあいい感じになってきました。
お尻は何回も盛っては削りの繰り返しでした。それでもそこそこの出来にはなりましたね。素体時の状態でいかに筋肉や体の動かし方が重要かわかりました。最初がいい加減だと後戻りできないです!ほぼほぼ作り直しです。
そしてパンツですが、ここは想像を働かせて、競技用Tバックという事にしました。薄い布地を石粉粘土を平らにしたもので表現。あまり深入りしないでサクッと終了。
今回の太もも、お尻、パンツはここで終了。さらに修正が必要な場合はその時にするということで!先に進む予定です。
今回使用した道具。
オルファ(OLFA) アートナイフ 10B Mr.溶きパテ ホワイト P119 GSIクレオス Mr.サーフェイサー 500 スプレー 100ml ホビー用仕上材 B506 3M スポンジ 研磨材 サンドペーパー 02600 02601 02602 02604 4枚セット 114㎜×139㎜ (Sample Set 4)美少女フィギュア作成時に使用している道具はこちら。
フィギュアを作るときに使う道具を随時更新しています。
女性の身体の参考にする資料。自分はカタログポーズを見ています。リアルな女性の画像を多角度から撮影したポーズ集です。基本のポーズが360°水平、俯瞰、あおりからの目線で見ているのでわかりやすい。
自分の持っているポーズ集はとても古いものだった!
今は新ポーズカタログが出版されています。更に色々なシチュエーションや衣装などバリエーション豊かなシリーズとなっています。
新ポーズカタログ1女性の基本ポーズ編